医薬品開発のための統計解析 -第3部 非線形モデル- 改訂版


商品番号 | ISBN9784860790813 |
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本体価格 | ¥3,500 |
発行日 | 2016年5月初版発行 |
判型情報 | B5判 300頁 |
著者情報
著:芳賀敏郎
内容
本書は、元東京理科大学教授の芳賀敏郎氏が「じっくり勉強すれば身につく統計入門」をテーマにしたシリーズ(計3冊)のうちの、「第3部 非線形モデル」の改訂版。第1部は「基礎」、第2部は「実験計画法」。
本シリーズは、実務家を対象に、ブラックボックスになりがちな統計解析の原理と考え方を数理面からではなく、ExcelやJMPを使い、操作方法や出力結果の意味を丁寧に解説している。
第3部の最大の特長は、非線形回帰分析および計数値に対する最尤法を用いたロジスティック回帰分析等の最新の解析手法の原理と考え方を、実務で遭遇する種々の課題に対する応用の考え方も含めて解説しているところにある。また、統計の初心者にとって理解が難しい尤度という概念が基礎の考え方からじっくり解説されている。
医薬品企業の非臨床関係者のみならず、臨床現場の関係者にとっても臨床データの解析において極めて有用な一書である。
- 具体的な事例が豊富
- Excelによる基本的な解析は計算表の基本形を示し、その中の数値を入れ替えるだけで実務にも使える
- Excelのマクロを作成し、Fisherの正確検定や累積カイ2乗検定などが簡単にできるように工夫
- Excelのソルバーを使って、効力比(Combination Index)、最尤法や逆推定値の区間推定などが理解できる
第1章 | 非線形最小2 乗法(基礎) |
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1.1 | 線形と非線形 |
1.2 | 非線形最小2 乗法の基本的な考え方 |
1.3 | 指数曲線のあてはめ |
1.4 | Emax モデルとロジスティック曲線 |
1.5 | 補遺 |
第2章 | 非線形最小2 乗法(応用) |
2.1 | 誤差を考慮した解析 |
2.2 | 効力比 |
2.3 | 併用効果(相乗・拮抗効果) |
2.4 | モデルの探索(複数の曲線の同時あてはめ) |
2.5 | 薬物動態の解析 |
2.6 | 補遺 |
第3章 | 計数値の解析 |
3.1 | 2項分布 |
3.2 | 割合の推定・検定と区間推定 |
3.3 | 割合の差の推定・検定と区間推定 |
3.4 | 多項分布(名義尺度) |
3.5 | 多項分布(順序尺度) |
3.6 | 要因が複数の場合 |
3.7 | 補遺 |
第4章 | ロジスティック回帰分析 |
4.1 | 復習 |
4.2 | ロジスティック回帰分析(基本) |
4.3 | ロジスティック回帰分析(応用) |
4.4 | 補遺 |
このテキストの中で使われているExcel、JMPのファイルは以下から。
なお、テキストp.234の「ユーザー定義関数の登録」を必ず実施してください。